改めてLumineux Noirを聴く。


Marsheauxの3rdアルバム"Lumineux Noir"が、やばい。
おいおいPerfumeはどうした、とひとりツッコミを入れたい所なんだけど、あまりにも傑作すぎて2009年のエレクトロポップの金字塔はもう、これで決定。(褒め過ぎか...)


まず、アルバム初の全曲オリジナル曲ということで気合いの入れようが違う(1stと2ndではカバー曲が2〜3曲ほど収録されていた)。
2007年にOut of Lineと契約し、あいさつ代わりのアルバム(1stと2ndの2CD仕様)をリリース。活動の拠点をヨーロッパ全土に広げ、着実に人気を得つつある中で勝負に出たのか、前作に比べて音の厚みが格段に違うような気がする。攻めの姿勢。それとは対照的にボーカルは角が取れて若干柔らかくなった印象。
Out of Line盤には2ndアルバムの後にリリースされた"Ghost"が追加収録されているが、ジャケットのアートワーク的に2ndの延長線上にある作品なのかと思ってたけど、既にこの時から今作の作風を予期させていたということにもなるのか...と勘繰ってみる。

↑被り物付きの2ndアルバム(左)はヨーロッパのCDパッケージデザインのコンペで結構な賞を獲ったとか。


大袈裟かもしれないけど、エレクトロポップ界は'10年代に向けて、単なる80年代の焼き直しに留まらない域に達したわけだ。
その辺りMarsheauxがこれから牽引してくれると期待。してます。

Who's gonna raise you up tonight?
Who's gonna take you high tonight?
Who's gonna make you feel alright?
I'm gonna, I'm gonna ...

( from "Breakthrough" )


ちなみにこの曲、限定300枚でシングルカットされる模様。

買える環境が整っていないので結局ダウンロード購入に甘んじてしまったけどやっぱりCDが欲しいんですorz