Les Rythmes Digitales - (Hey You) What’s That Sound? EP (1998)


2ndアルバム"Darkdancer"からの先行EP。この国内盤は同時に日本でのデビュー作でもあります。
この人も今や売れっ子ですが、10年以上前(しかも弱冠20歳)の当時からこうして世界的に有名なレーベルの目に留まってデビューを果たしているわけで、しかも1stアルバムは10代の頃の作品と言うことになると考えると、改めてとんでもない逸材なんだなあと感嘆。

「たしかに僕の音楽はジョークの固まりみたいなもんだよね。でも僕はこれに人生賭けてるわけだし、20年後には必ずナイル・ロジャースやアーサー・ベイカーのような世界規模であっといわせるポップ・リズム・プロデューサーになってやろうと思ってるんだ」
(ライナーノーツより抜粋)

という彼の言葉は20年もしないうち(10年以内)に達成されたように思えます。



↑こちらは1996年発売の1stアルバム"Liberation"。電子音楽の色んな要素が詰まった良作です。
冷たいイメージの医療器具だけど、中の液体とか薬品の色が実はポップな色彩。というジャケットの雰囲気が中身を言い当てているような気がしなくもない。



Les Rythmes Digitales - (Hey You) What’s That Sound?

このコッテコテな古臭さというか、80年代を地で行く感じ。
冒頭に一瞬出てくるKraftwerkとかHuman Leagueのジャケットなど、PVの随所から彼の音楽のルーツが見え隠れしているようです。