Karin Park - Apocalypse Pop


スウェーデン出身で現在ノルウェーを主な拠点に活動中の女性シンガーKarin Park、通算5枚目となるアルバムです。
このタイトル、「ポップの黙示録」と訳すべきか。3rdアルバム"Ashes To Gold"辺りから徐々に深まりを見せた《electro-goth》あるいは《industrial-pop》とも称されるダークな世界観をより推し進めた作風に仕上がっています。ビジュアルに関しても前作"Highwire Poetry"の時期より前髪をオールバックにしてから印象が一気に変わりました。この風貌、最早イケメン。2003年のデビュー時とは見た目も音も完全に別物のよう。
ちなみに2ndアルバムは配信リリースすらされておらず、もはや黒歴史と化しているようです。(ここのインタビューでそれらしき旨の発言が)


余談ですが、実は日本との縁が深いKarin Park。ここ数年のいくつかのインタビューにおいて、日本で過ごした幼少期のエピソードを明かしています。なんでも彼女の父親が日本でミッションスクールの校長をしていたようで、7歳から3年間日本で生活していたそう。instagramにも以前に日本での幼少時代の写真を投稿していますが、「#Toyohashi」のハッシュタグが添えられてありました。元愛知県民?ちなみに本人曰く「まるでジャングルのよう」なド田舎だったとのこと。



(比較用に髪の毛を下ろしていた頃の写真も貼っておきます。時期不明)


外仕事では、2013年に作詞作曲(MachoPsychoとの共作)を手掛けたMargaret Bergerの"I Feed You My Love"がEurovision Song Contestにノルウェー代表として選出され、本戦ファイナルまで残り4位という大健闘の結果を残しています。またKarin Park自身も今年、ESCの本戦出場に向けて"Human Beings"を引っさげMelodifestivalenに参加しましたが、残念ながらファイナル進出を逃しています。


Margaret Berger & Karin Park (ノルウェーのTV番組での共演のようす)


リリース時の4月頃には地元のタワレコに置いてあって(しかも試聴コーナーに!)ひとり心の中で小躍りしておりましたが、実は店舗で予約しておきながら、こちらでリミックス4曲を収めたボーナスディスクが付いたサイン入り限定版が手に入る事を知り、注文をキャンセルしたおかげで在庫が回ってきてしまったのが原因なのではないかと少々根に持っています。店員さんごめんなさい。そしてありがとう……(勝手な思い込み)



Apocalypse Pop

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