Zoot Woman - Things Are What They Used To Be (2009)

Things Are What They Used to Be

Things Are What They Used to Be

今年は良盤が多いような気がしなくもないです。勿論このアルバムも。
実に6年ぶりのリリースとなったZoot Womanの新作ですが、この6年のブランクの内にメンバーのStuart Priceはマドンナのプロデュースで人気が爆発して、各方面からリミックスやプロデュースで引っ張りだこになっちゃったり(超いい仕事してます。いやほんと)、Les Rythmes Digitales名義で99年にリリースしたアルバムの収録曲がシトロエン(フランスの自動車会社)のCMソングに起用されて話題になったり...と、すっかり有名人に。しかしJacques Lu ContとかThin White Dukeとか色んな名義を使いまくってるので、これもこの人の仕事なのか!って後々になって気付く事が多いです。
そんなこんなを経て自身のユニットとして発表する作品ということで、やっぱり気合いが入ってるなあという印象。エレクトロクラッシュやらニューウェーブの匂いを漂わせながらもポップのツボを心得ているようなキャッチーさまでも身に纏っており、非常にまとまりのよい仕上がりになっております(なにこの伝わりにくいコメント)。
あとジャケットも好きです。いいデザイン。いい彫刻。


Zoot Woman - We Won't Break

ブリューゲルの作品が全面的に使われています。個人的に好きな作家。ていうかこういうの許可取れるのか。


参考までに例のCMも。
Citroen C4 Transformer Ad
(Music: Les Rythmes Digitales - Jacques Youd Body)

自動車トランスフォーマー系CMは日産とかもやってたなあ。
海外のCMを見始めると世界のCMフェスティバルばりに色々と辿って見たくなってくる。