ALBUM OF THE YEAR (20-11)

[:W475]




【BEST OF 2013】
1. ALBUM OF THE YEAR ( 20-11 | 10-1 )
2. EP OF THE YEAR ( 5-1 )
3. TRACK OF THE YEAR ( 20-11 | 10-1 )


20. Veronica Maggio - Handen i fickan fast jag bryr mig
(English: Hand In My Pocket Though I Care)

本当にスウェーデンはこの手の女性ソロシンガーにかなり強い。最近だと同じく今年新作のリリースがあったイラン出身のLalehや、昨年ブレイクしたLinnea Henrikssonなども挙げられますが、今年のお気に入りはこちら、イタリア系の血を引く(確かに顔立ちが北欧っぽくない)Veronica Maggioの4作目。本国では3週連続1位と大ヒットを記録しています。
Sergels torg (YouTube)




19. 2raumwohnung - Achtung Fertig
(English: 2-Room Apartment - Ready Steady)

ジャーマンエレクトロ男女デュオ。最近知ったんですが、2000年結成とキャリアも長く、2002年にはWIREの出演で来日もしていたようです。
エレクトロなんだけど、フックのあるキラーチューン的な楽曲があるわけでもなく、淡々とした印象。その中でもやはりリードトラックの"Bei dir bin ich schön"が光ってます。アルバム全体に漂う哀愁と気だるさが綯い交ぜになったような空気感を象徴する楽曲です。夕暮れ時のチルアウトに持って来いな一枚。
Bei dir bin ich schön (YouTube)




18. Krause - Tenderfoot

メジャーな味付けの前作"No Guts, No Glory"から若干落ち着いたかなあという印象ですが、デビュー前の楽曲のようなミニマルでダークな路線に戻りつつも、随所でハイテンションでパンキッシュなライオットガールっぷりが見られて安心しました。ビジュアル的にも結構攻めてる。次のアルバムでは"I Want A Pony"くらい壊れたような曲がまた聴きたい気もします。
Human (YouTube)




17. Artymove - So Real

祝・日本デビュー!ということで、本当に意外なニュースでした。フィジカル媒体で彼らの作品が手に入ったことが嬉しいです。一般的なイメージとして思い浮かぶようなスウェディッシュポップとは一線を画すソウルフルなアルバムです。巧みなコーラスワークも相俟って程よいラウンジ感。
しかしレーベルはもっと彼らを推してくべきじゃなかろうか…?と思うほど日本でのプロモーションが地味なような気がして、作品が良いだけにちょっと勿体無い。来日するなら絶対に観に行くのに!IRMAさん、お願いします!!!!!
The World Is A Dancefloor (YouTube)




16. Eva & Heartmaker - Traces of You


(レビューはこちら)
2013年にもかかわらずこれまたコッテコテな90年代風のアレンジで攻めて来たノルウェーの夫婦デュオ。この溢れ出る清涼感に拍車を掛けるようなEva嬢の表情豊かなボーカルがとにかく素敵。
Joanna (YouTube)




15. Polly Scattergood - Arrows

内省(というか率直に言ってしまえばメンヘラ)的な作風の前作と比べるとかなり毒気が抜けており、サウンド的にもエレポップの風味がほんのり加わって、より聴きやすくなった気がします。
そして先行シングルの"Wanderlust"のMVが素晴らしい。同じシーンがループしていきながらも、回数を重ねる毎にセットや人物が増えて行くという内容。個人的にこれは今年のミュージックビデオ・オブ・ザ・イヤーです。
Wanderlust (YouTube)




14. London Grammar - If You Wait

デビュー作とは思えない貫禄さえ感じる英ノッティンガムの3人組バンド。ポストThe xxとも言えるミニマルでアトモスフェリックな音づくりは、ボーカルの生み出す圧倒的なオーラを活かしてのものであると考えられます。夜道をひとりで歩きながら聴いた時に、1曲目の歌い出しから一瞬にしてその場の空気が変わるような感覚に襲われて鳥肌が立ちました。
Wasting My Young Years (YouTube)




13. AlunaGeorge - Body Music

昨年のソングオブザイヤーとして"Your Drums, Your Love"を挙げたAlunaGeorge、満を持してのデビュー作という事で、かなり曲数詰め込んでます(デラックスエディションはなんと18曲入り)。楽曲もなかなかの粒揃いですが、その割には(良くも悪くも)サラッと聴けちゃう。全体の質と量のバランスを考えると、次作はもう少しじっくり制作して、曲数も絞って、密度の濃いようなアルバムになることを期待します。
Best Be Believing (YouTube)




12. Stromae - Racine Carrée
(English: Square Root)

(レビューはこちら)
ここ数年でかなり非英語圏の音楽を聴いてきましたが、仏語ラップはかなり新鮮でした。シングルカットされた"Papaoutai"と"Formidable"は双方共に必聴に値する名曲です。本当に。
Papaoutai (YouTube)




11. Oh Land - Wishbone


(レビューはこちら)
前作のリリースの時にも思いましたが、彼女は生粋のアーティストでありパフォーマーなんだなあと、音源や映像に触れる度に唸ってしまいます。一度で良いからライブを観てみたい。というか、もっと日本でも人気が出てもいいと思う。
Renaissance Girls (YouTube)




【BEST OF 2013】
1. ALBUM OF THE YEAR ( 20-11 | 10-1 )
2. EP OF THE YEAR ( 5-1 )
3. TRACK OF THE YEAR ( 20-11 | 10-1 )