EP of the Year 2012 (5-1)

今日はアルバムに続いて、EP(ミニアルバム)五選をご紹介。



5. Garçon Garçon - EP

見た目に反して爽やかな歌モノエレポップというギャップ萌えを体現したようなシドニー出身の野郎2人組。(ジャケットはやっぱり、車内での情事を激写された的なアレなのだろうか…)
夏に聴くとすごく良いんです。



4. Linda Sundblad - Öppna Ditt Hjärta Så Ska Du Få
(English: Open Your Heart Then You Should Get)

リンダお姉さんの新作は全編母国語であるスウェーデン語での歌唱。
奇しくもほぼ同時期にSeptemberことPetra Marklundも同様スウェーデン語のアルバムをリリースしてましたが、ひとつのブームなのだろうか。あるいは原点に立ち返るという意味での母国語のようにも思えてならないです。
より流行を意識した作りの楽曲が多くを占めた英語詞の前作"Manifest"に比べると、より自然体な大人の女性像が描かれているような印象。日本の女性シンガーでいうと愛内里菜(…が、もしも30代半ばまで音楽活動を行っていたら)あたりに近いかも。



3. Far och Son - The Sushi USB

Frej Larsson率いるスウェディッシュヒップホップデュオのファーストEP。
Slagsmålsklubben(SMK)やMaskinenなど、今年は彼の関わっているユニットのリリースが立て続けにありましたが、どちらも良作ながらも前作には及ばず、という印象でした。
Tony Senghoreをフィーチャーした1曲目の"Excellent Ecstasy"や"Bronsfeber"など、妙に癖になる、中毒性の高いトラック揃いの本作。言葉は悪いですが、全体的に葉っぱの匂い(ドラッグをキメて制作しました感)漂う一枚です。そういや"Kokaina"なんて曲もあったわ…。



2. Florrie - Late

歌って叩いてモデルもこなす才色兼備なシンガーソングライターFlorrie嬢。そろそろフルアルバムを出して欲しいところですが、今夏届けられたのは4曲入りEPでした。
しかしとこは流石Xenomania一派ということもあり、曲数の物足りなさを補って余りあるクオリティです。
そしてモデル業を始めてから一気に垢抜けたビジュアルにも要注目。(アルバムは写真集付きでお願いします!)



1. Brodka - LAX

ポーランドで絶大な人気を誇る女性シンガーBrodka、初の英語詞ナンバー"Versovie"と"Dancing Shoes"を収録した新作EPです。
ジャケットの時点で既に名盤確定。加えてリミックスがまさかの原曲超えのクオリティで、MVもリミックスを使用して制作される始末。
2010年リリースの前作"Granda"もクリエイティビティに溢れた意欲作(名盤)でしたが、本作をきっかけに国外での注目も高まりそうです。